パターの打ち方の基本。3パットが減る構えとストロークの型
この記事でわかること
パターの打ち方の基本を、構え・グリップ・ストローク・目線の順に解説。手首を使わない振り子の作り方、距離が合わない原因、真っすぐ打てない人のチェック法まで、100切りに直結する型をまとめました。
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パットは、スコアの約4割を占めます。それなのに、練習時間の配分は5%程度——これが100切りできない人の典型です。
しかもパターは、技術的にはゴルフで最もシンプルなショットです。飛ばす必要も、体を大きく使う必要もありません。型さえ覚えれば、誰でも一定の水準に届きます。
この記事の結論
パターの打ち方の核は「手首を使わない振り子」です。肩を支点にテンポ一定で振り、距離は振り幅だけで調整する。この型を作れば3パットは確実に減ります。
【原因】パットが安定しない3つの理由
原因1:手首を使っている
最大の原因です。インパクトで手首を動かすと、その日の緊張や力み具合で距離が変わります。
短いパットで手首を使うと、フェースの向きも一緒に動くため、方向も安定しません。「入れたい」と思うほど手先が動くのが厄介なところです。
原因2:構えたときにフェースが目標を向いていない
真っすぐ打っているのに右へ外れる——これはアドレスの時点でフェースが右を向いていることがほとんどです。
原因は目線。目線がボールより外側にあると、実際より右を向いた状態が「真っすぐ」に見えてしまいます。
原因3:距離を「強さ」で合わせている
「これくらいの強さで」という力加減の調整は再現性がありません。プレッシャーのかかる場面ほど手が縮こまり、ショートします。
⚠ 注意
「入れよう」と強く意識するほど、1stパットはオーバーしがちです。オーバーした3メートルと、ショートした3メートルは同じ罪。 特に下りではオーバーの返しが最も難しくなります。
【対処法】パターの基本の型
- グリップ:手首を固定できる握り方にする。逆オーバーラップが定番
- スタンス:肩幅程度。両足・腰・肩をターゲットラインと平行に
- ボール位置:左目の真下あたり。目線はボールの真上か、わずかに内側
- ストローク:肩を支点にした振り子。手首は動かさない
- テンポ:行きと戻りを同じリズムで。距離は振り幅だけで変える
型の中心は「肩の振り子」
腕と肩で三角形を作り、その三角形を崩さずに肩だけで動かす。これが振り子の作り方です。
手首が動いていないかは、フォローで手の甲の向きが変わっていないかで判断できます。変わっていれば手首を使っています。
目線の確認方法
ボールの真上でパターを構え、もう1球を目の下から落とす。落とした球が構えた球に当たれば、目線は正しい位置です。外側にずれていれば、その分だけ右を向きやすくなっています。
距離感は「振り幅」で作る
強弱ではなく振り幅で管理します。時計の針でイメージすると再現しやすくなります。
| 振り幅 | イメージ | 転がる距離(目安) |
|---|---|---|
| 小 | 7時→5時 | 3〜4m |
| 中 | 8時→4時 | 6〜7m |
| 大 | 9時→3時 | 10m前後 |
※グリーンの速さで変わるので、絶対値ではなく「自分の中の比例関係」を作るのが目的です。
距離感を作るドリルはパターの距離感は家で作れるで詳しく解説しています。
家で毎日やるのが最短
パターは疲労ゼロで毎日できる唯一の練習です。返球機能付きのマットなら球を拾う手間がなく、続けやすくなります。
| サイズ | 約2.7m |
|---|---|
| 特徴 | 自動返球・傾斜調整 |
ここが良い
- 毎日5分の距離感練習が続けやすい
- 返球機能で練習効率が高い
ここは注意
- 実グリーンより速めの設定
- 設置スペースが必要
家でやるべき2つだけ
- ゲート練習:ボール1個分の幅にティーを2本。真っすぐ出す感覚を作る
- 振り幅3段階:小・中・大で10球ずつ。転がる距離を記録する
1日5分で十分です。自宅練習の道具はゴルフの自宅練習グッズおすすめ8選にまとめました。
メリット:型を作ると何が変わるか
- 3パットが減る:1ラウンドで2回減れば、それだけで2打
- 調子の波が小さくなる:手首を使わないぶん、日によるブレが減る
- 短いパットが怖くなくなる:型があると「外した理由」が分かるので引きずらない
デメリット:型だけでは解決しないこと
正直に書くと、打ち方を整えても次の場合は入りません。
- ラインの読み違い:傾斜と芝目の判断は別スキルです
- グリーンの速さを把握していない:スタート前に練習グリーンで確認しないと、型があっても距離は合いません
- パター自体が合っていない:長さや重さが合わないと、型を作っても再現できません
道具が合っていない可能性もある
構えたときに目標を向けている感覚が持てないなら、パターの形状が合っていないことがあります。
マレット型(大型ヘッド)は、方向を合わせやすく、打点がブレても転がりが安定します。100切り前は操作性より寛容性を優先するのが正解です。
| タイプ | パター(マレット) |
|---|---|
| 長さ | 33/34インチが中心 |
| 特徴 | 高慣性モーメントで転がりが安定 |
ここが良い
- アドレスの向きが合わせやすい
- 打点ブレに強い
- 定番の柔らかい打感
ここは注意
- ピン型が好きな人には合わない
ゲート練習をやってもフェース向きのズレが直りにくい人は、直進性そのものを設計で担保したタイプもあります。見た目の癖は強めですが、構えたときのブレの出にくさを最優先したい場合の選択肢です。
| タイプ | パター(高直進性設計) |
|---|---|
| 特徴 | 構えやすさと転がりの直進性を重視 |
ここが良い
- 方向性が合わせやすい設計
- 打点がブレても転がりが安定しやすい
ここは注意
- 価格は一般的なパターより高め
- 見た目が独特で好みが分かれる
選び方の詳細は100切りにおすすめのやさしいクラブ6選へ。
チェックリスト
- 手首が動いていないか(フォローで手の甲の向きが変わっていないか)
- 目線はボールの真上か(外側にずれていないか)
- 肩・腰・両足がターゲットラインと平行か
- テンポが一定か(行きと戻りが同じリズムか)
- 距離を「強さ」ではなく「振り幅」で変えているか
- スタート前に練習グリーンで速さを確認したか
まとめ:シンプルな型を、毎日反復する
パターは技術的に最も簡単で、最も練習しやすく、最もスコアに効きます。
- 手首を使わない。肩を支点にした振り子で打つ
- 目線はボールの真上。ここがずれると右を向く
- 距離は強弱ではなく振り幅で調整する
- 家で毎日5分。ゲート練習と振り幅3段階だけでいい
- 構えづらいなら、マレット型への変更も選択肢
距離感の作り方はパターの距離感は家で作れる、グリーン周り全体はアプローチのトップ・ダフリの直し方、スコアの考え方は100切りのコツは「大叩きしない」ことをどうぞ。
よくある質問
パターの打ち方で一番大事なことは何ですか?
手首を使わず、肩を支点にした振り子で打つことです。手首を使うと距離感が日によって変わり、再現性が下がります。テンポを一定にして、距離は振り幅で調整するのが基本です。
パターで真っすぐ打てません。どうすればいいですか?
多くは構えの時点でフェースが目標を向いていません。ボール1個分の幅にティーを2本立てて通す「ゲート練習」で、フェース向きとストロークのズレを可視化してください。
目線はどこに置くべきですか?
ボールの真上、またはわずかに内側です。目線が外側にあると、実際より右を向いて構えてしまい、真っすぐ打っても右へ外れます。鏡やスマホで一度確認しておくと安心です。
パターは毎日練習したほうがいいですか?
はい。パターはスコアの約4割を占めるうえ、自宅で疲労なく練習できる唯一の分野です。1日5分でも、振り幅と転がりの関係が体に残ります。